この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
ご相談者様は，個人事業主の方であるところ，数年前に退職した従業員から，就業中のセクハラ行為について慰謝料請求を受け，労働組合から団体交渉の申し出があったとのご相談でした。労働組合からの団体交渉を正当な理由なく断ることは出来ないため，ご依頼を受けて，当職が労働組合と交渉することになりました。
解決への流れ
交渉の当初は，当方の提案などに対し，労働組合は難色を示しましたが，当方から法的根拠などを示しながら，労働組合との交渉を重ねた結果，早期に，極めて低額の解決金で示談することができました。
労働組合から突然団体交渉の申出を受けた使用者様は，よほど慣れている場合でなければ，混乱なされる方が多いです。また，労働組合の主張は，一方的であることも少なくありません。使用者様が，労働組合や従業員と適切に協議するために，専門家に相談し，依頼することは極めて有用です。当事者のみでは，感情的になり，解決出来ないものが，専門家が入ることによって，道筋ができ，思いのほか早期に解決出来たりします。従業員や労働組合から突然連絡・請求が来て，お困りの使用者の方は，まずは，ご相談ください。