この事例の依頼主
40代 女性
Jさんは、バイクを運転中していて交差点にさしかかったところで、交差点の右方から左折してきた車が、センターラインをオーバーして曲がってきたため、衝突によって転倒し、受傷してしまいました。治療を継続し、後遺障害等級の認定を受け、保険会社と示談の話を進めていましたが、保険会社側に代理人として弁護士が就任し、弁護士から提示された損害賠償額が妥当なのかどうか、また、弁護士とでは交渉が難しいと感じられ、お電話にてご相談をいただきました。※さち総合法律事務所では、このような示談金の賠償額が適正額の無料算定を電話のみのご相談でも対応しています。実際、Jさんは、電話にてご相談をお受けし、ご依頼いただくこととなり、契約手続なども郵送で行い、その後の打合せも電話で行いました。
弁護士が介入し、以下のとおり、示談金が107万2703円増額し、示談することになりました。【解決内容】治 療 期 間 通院期間230日 実通院日数184日後 遺 障 害 14級9号認定(前)…保険会社提示額(後)…最終解決示談額(増)…増額金額治療費 (前)¥1,228,184 (後)¥1,228,184 (増)0通院交通費 (前)¥19,707 (後)¥19,707 (増)0雑費 (前)¥0 (後)¥20,970 (増)¥20,970休業補償 (前)¥495,900 (後)¥1,254,805 (増)¥758,905入通院慰謝料 (前)¥800,000 (後)¥1,012,000 (増)¥212,000逸失利益 (前)¥766,152 (後)¥766,170 (増)¥18後遺障害慰謝料 (前)¥900,000 (後)¥1,100,000 (増)¥200,000損害合計 (前)¥4,209,943 (後)¥5,401,836 (増)¥1,191,893過失割合 10%既払額 -¥1,978,184総損害合計 (前)¥1,810,765 (後)¥2,883,468 (増)¥1,072,703
Jさんからご相談を受け、保険会社側の弁護士から提示された金額を確認した時は弁護士が介入していることもあってか、一般的な保険会社の提示より、やや高い金額の提示をしてくれていると思いました。ただ、まだまだ弁護士の基準では上昇が見込めたため交渉を開始しました。ご依頼いただいてから弁護士基準にて算定し、通知書を保険会社側弁護士に提示したところ、こちらの要求どおり、弁護士(裁判所)基準の満額で、全てを支払うとすぐに回答があり、スピード解決になりました。この事案は、依頼者が、主婦、いわゆる家事従事者であったため、保険会社側の弁護士の提示は、自賠責保険基準の日額5700円をベースとした示談提示でした。主婦は、サラリーマンのように、会社から給料が支給されているわけではありませんが、主婦も立派なお仕事、年収として換算すると353万9300円になります。(賃金センサス平成25年参照)これをもとに算定すると、353万9300円÷365日≒9697円となり、保険会社側弁護士が提示した5700円と比較すると、約4000円も高額になるのです。また、後遺障害については、ただ、金額の交渉をするだけではなく、被害者がどれだけの辛い症状を負っていて今後、どのような不利益などが発生する可能性があるか、一般的なことだけでなく、被害者の性別や年齢、家族構成に基づいた日常生活への影響なども考慮して合理的な主張を行いました。