犯罪・刑事事件の解決事例
#自己破産

債権者が多数あった法人の破産

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児玉 明謙 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人児玉明謙法律事務所
所在地東京都 文京区

この事例の依頼主

50代 男性

相談前の状況

ご依頼者様は、とある工場を経営されていましたが、大病を患われ、業務を続けていくことが不可能となりました。売上も大幅に落ち、金融機関や取引先への返済も滞ったことから、連日、催促の電話が鳴りやまず、大変お困りでした。債権者数は30社以上にものぼっていました。お体もままならず、工場の整理、賃貸借契約の解除、その他の残務処理も全く手つかずの状態でした。

解決への流れ

ご依頼いただいた後、直ちに、30社を超える債権者に受任通知をお送りして、事情を説明しましたことから、ご本人への取り立ての電話はすぐにやみました。また、ご依頼者様の体調不良により、当方でご依頼者様に代わって、工場の明渡その他の手続を進めていき、無事、廃業までの手続をスムーズに進めました。ご依頼者様は管財費用も足りない状況でしたが、幸いにして、ご依頼者様は消費者金融からも借入があったことから、消費者金融から過払い金を回収し、それを管財費用(裁判所に納める費用のことです)に充てる形で申立てを行い、無事、破産手続が終了しました。

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児玉 明謙 弁護士からのコメント

個人事業者の方は、どうしても債権者が多数になります。事業が上手く行かなくなると、すぐに、多くの債権者の方から連日取り立ての電話が鳴りやまなくなり、精神的に多大な疲労を覚えることになります。弁護士が介入することで、取り立ての電話は止まりますし、破産手続を躊躇して、財産が減少していくと、最悪の場合、破産申立てをするだけの費用すら無くなってしまうという事態になりかねませんので、法人の破産を検討されている方は、是非、お早目に弁護士にご相談ください。