この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
相談者様は,同年代の彼氏と同棲をすることになり,自分の名義で契約した賃貸マンションで同棲を始めました。しかし,同棲を始めてしばらくすると,彼氏からモラハラやDVを受けるようになり,交際を解消して賃貸マンションも解約したいと思うようになりました。ある日,相談者様が彼氏に対して別れたいということを告げると,彼氏は逆上し,「別れるなら今までに分担した家賃,初期費用,生活費を返せ!」と怒鳴り,全く聞き入れませんでした。その後も,相談者様より彼氏に対して何度か別れ話を持ちかけるも,その度に逆上し,モラハラやDV,無理矢理に性行為に及ぶなどの行為が続いたため,弁護士への相談に至りました。
解決への流れ
相談者様が実家に身を寄せて,相手方からの危害が及ばないようにした上で,弁護士から相手方に架電にて警告を行い,①相談者様が相手方との関係を解消したい意向であるため速やかに賃貸マンションから出て行ってほしいこと,②相手方が居座った場合には明渡訴訟を提起し,明渡完了までの賃料相当額を請求する可能性があること,③別れるにあたって相談者様が相手方に対して金銭を支払う義務はないこと,④今後は弁護士が窓口となるので本人には連絡しないようにしてほしいことなどを告げて,説得を図った結果,相手方は数日後に自宅を出て行きました。相手方は,私物を一部置いたまま自身の実家に帰ってしまったので,後日弁護士と相手方との間で郵送方法などを確認し,すべての荷物を引き取ってもらいました。
本件のような男女トラブルにおいては,当事者間で話合いをしているうちは,相手方も感情的になり,時に暴言・暴行・脅迫を用いてねじ伏せようとしてくることが常ですが,弁護士が間に立って相手方に警告を行うことで,警告に従わないことによる不利益を認識し,最終的には折り合いをつけるということが少なくありません。万一相手方が大量の荷物(場合によっては家具家電など)を残して出て行ってしまい,郵送しようにも相手方が荷物を受け取らないような場合には,明渡を求めて裁判を提起しなければいけないということもあるので,交際相手との別れ際で話合いがまとまらない場合は,お早めに弁護士に相談することをお勧めします。